三原高校 令和7年度入試説明会(2024/10/17)@三原高校
今日は三原高校の塾対象説明会に行ってきました
三原高校は三原市にある公立高校です。
全日制課程は、
「グローバルな視点を持ち,持続可能な社会の実現に向けて貢献できる人材を育成する」
定時制課程は、
「学習と勤労を通じて自立した生徒を育成する」
と教育目標を掲げています。詳しい説明は三原高校のHPまで
近年少子化で公立高校の受験倍率が年々下がっていましたが、三原高校は逆に倍率が上がっています。
R3 選抜Ⅰ 57/32 倍率1.78
選抜Ⅱ 143/128 倍率1.12
R4 選抜Ⅰ 68/32 倍率2.13
選抜Ⅱ 148/128 倍率1.16
R5 156/160 倍率0.96
R6 202/160 倍率1.26
倍率だけをみるとR5年度だけが定員割れをしていて実際に入りやすかったのですが、入ってから勉強についていけていないなどの話を聞くとやはり無理して入るのは覚悟が必要だと思われます。
地域的学力的に競合していると思われる尾道東高校の倍率を参考までに並べてみると
R3 選抜Ⅰ 47/24(20/20) 倍率1.96(1.00)
選抜Ⅱ 118/96(15/20)倍率1.23(0.75)
R4 選抜Ⅰ 37/24(17/20) 倍率1.54(0.85)
選抜Ⅱ 112/96(12/23)倍率1.17(0.52)
R5 149/120(24/40) 倍率1.24(0.60)
R6 123/120(43/40) 倍率1.03(1.08)
( )内は国際教養コース
尾道東高校は本郷・三原からも尾道北高校との住みわけで、一定数受験する子がいるのですが、特に本郷地区からだと糸崎での電車の乗り換えに時間がかかり、最近は敬遠する生徒も多いと聞きます。学校の雰囲気や進学率だけでなく通学時間や行き帰りの交通の便も考慮に入れて考えた方がよさそうです。
令和6年度の三原高校の進学状況ですが
国立大学26名公立大学47名の計73名(うち既卒2名)が国公立大学に進学しています。
そのうち8割強が一般入試で合格しているようです。逆に2割近くが総合型選抜、学校推薦などで合格しているようです。私立大学も関関同立10名を含めて271名が合格しています。
詳しい進学実績は三原高校のHPへどうぞ。
また広島県東部の高校の大学進学についての考察は尾道グローカルラボのHPを参考にしてみてください。
本郷地域から見て、三原高校は距離的に最も選択肢に入りやすい高校ではあります。受験倍率だけを見ると大して変化はなさそうに見えますが、実感としてはかなり入りにくくなってきているし、広島県公立高校入試制度の改革もあって入試本番での得点の割合が高くなっているので、きちんと勉強をしておかないと数年前の感覚では不合格になってしまいます。
ちなみに三原高校の入試は一般枠のみで
一般学力調査:調査書:自己表現=600:200:200
となります。中学校での成績は三年間で例えば
英語ならば一年:二年:三年=5:5:15と計算され合計25になります。つまり三年生の成績が最も影響があるということです。
それが9教科分で合計25×9=225点なのですが200点に圧縮されます。
簡単に言うと、入試当日のテストの点数が最も比率が大きい(中学校の成績つまり内申点の3倍)ので、ただ誰かに評価されるための勉強ではなく、きちんと点数を取る学習をしておかないといけないということです。
三原高校に行くならきちんと大学進学を見据えた学習をしておくことが大切だと思います。
あえてこういうのは、尾道北高校だと大学進学を前提にした生徒が受けることが多いのですが、三原高校だと、何となく真面目にこなして入った子が多く、もともと目的意識がないためどうしても入ってから学力が足りなくて困る生徒が多くみられるからです。誤魔化さずにきちんと基礎を勉強することを意識してほしいと思います。
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