塾代(お月謝)について
うちの塾はお月謝を現金でいただいている。理由は様々あるが、いい面と悪い面の両面あることは重々承知の上。
うちの塾の月謝は安すぎるとよく言われる。
個人的には確かに安いと思っているが、いろいろな面に配慮した結果、集団授業をしてある程度の人数を確保できているうちはこのお月謝でどうにかなりそうだと計算はしている。
例えば小学生。基本的には週2回、1回90分~120分くらいで月10000円。
年度初めに4000円のテキスト代があるくらいでそれ以外の出費はない。
中学生は同様に週2回12000円、週3回にしても15000円。試験対策や自習室も自由に使える。
この時期(受験期)うちの月謝も受験生だけはさすがに値上がりする。
中3は週5回やるので月に20日以上は塾に来ることになる。1月分は実費の模試代を除けば19000円。もちろん1月は4日から塾をしている。月謝は2月分が23000円。これでたまに生徒から月謝袋を見て「うわっ、高っ!」と言われたりする。もちろん大体そういうことを言う生徒はきまっているし、塾をうまく使えていない生徒なのは考えれば当然わかる。
そういう意味でフィルタリングはできているよ、とはわかっている。そういう層にアピールする必要はないし、むしろ自動的にサービス相手の網から抜け落ちてくれる方が経営的にはいいに決まっている。しかしできるだけ良心的な値段で塾ができたら本当はWinWinだろうと思ってきた。地元に還元する気持ちも、ボランティア精神も本当の意味である。選挙に出ようとか、逆に宣伝に使おうとか下品な気持ちも全くない。こちらに最低限の余裕があれば奉仕の気持ちは十分ある。
金額に関しては、かなり頑張っているつもりだが、ご家庭でもそんな会話がされていたり、巷でもそんな噂をされていると考えると心が痛むのは確かだ。
こちらが時間・体力・精神を削って値段を下げていても伝わらないのでは意味がないしむしろ悪循環だ。基本的には月謝を引き上げて、その分塾からサービスを受けてやろう、奪ってやろうという積極的なご家庭を相手にするべきなのかもしれない。
3月は中3生がごっそり抜けて、新しい生徒が入ってくる時期だ。
仕組みを変えるなら今しかない。どちらにせよ、この春からはaim@というオンラインサービスを有効活用していかなくてはいけない。月謝は少し上がる(+2~3000円)が、こちらの利益ではなく、普通にサービス利用料としてだが、これも利益になると勘違いされるのが世の常。
塾をやるうえで、子供たちが勉強がわからない、というのは当然でそれは想定内。勉強の準備はこちらはできている。
ほとんどの場合、問題は人間関係とお金だ。なかなか悩みは尽きない。
やはりお月謝は定額を銀行振り込みや引き落としにして、特別な時だけ現金がいいのかもしれない。
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